あること。いまを、いきること。ー another room

『一緒にいてくれてありがとう。』豊かで恵みあふれた世界をみるために、A Course in Miracles(奇跡のコース)を通したクラス、 セッションにて うちなる教師(医師)を育てています。

「わたしの手が、湯たんぽでした。」

「チリさんは、いきていますよ」

そう聴いて

またポロポロと

涙してしまいました。

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大好きな、猫のチリさん。

前日の病院で

人肌であたためでください、といわれたので

湯たんぽもつかいつつ

夜中ずっと

布団を同じくして

チリさんのお腹に

手をあてていました。

「わたしの手が、湯たんぽでした。」

とパートナーさんにいったら

まるで、小説のタイトルみたいだね、と。

 

 

次の日、やはりご飯をたべなくて

じーっと見つめてくるばかりでした。

病院にいったあと、

蒼い瞳が、よりじっとみつめかえしてきてくれて

お家の布団で、昨日とおなじく

寝かせていたら

身体が限界だったのか

お水のんだあとに

動かなくなりました。

 

蒼い瞳でみつめていた

その世界。そこに取り残されたわたし。

おいていかないで、と

感じてしまいました。

 

わたしが、こうして書いているのも

悲しみのままでも、

表現しておきたくて

という、個人的なおもいです。

 

わたしは、半年ほどしか

一緒にいれませんでしたが

たくさん、チリさんに

助けてもらってきました。

 

同じ部屋で、チリさんがいるから

とても心地よくすごせていました。

後悔があとをたえなくて

あまりに泣きすぎて。

 

わたしは、愉しかった記憶も

感じたことも

忘れてしまうことがおおく

それが、そのときは

辛かったので

ノートに、チリさんと観た景色、光景

体験したことを、

つらつらと書きました。書きながら

涙ばかりでした。

 

もっと、もっと、一緒にいて

みつめてあげればよかった。

なにかをしながら、ではなくて

そのいまに、ちゃんと

みてあげたかったのに

どうして、「おもい」ばかりに

とらわれていたのだろう。

直前まで、わたしは、べつなことに

気を取られていて

チリさんをみていなかったと

自分を責めていました。

それだけは、やめようと決意しても

わたしの心は、責める方へと

そのとき流れていきました。

 

チリさんに

のどに腫瘍があると

聴いたときに、

わたしも自分ごととして

「伝えよう。表現しよう」と

決めました。

感じていることを、ただ表現すること。

 

じぶんのためだと、

怖さが増すけれど

チリさんの、腫瘍ではなくて、本来の姿を

みたくて。

ただ、それだけでした。

 

お医者さんが「それは奇跡ですよ」と言われるほど

チリさんは薬も使わずに

ご飯もよくたべ、あるいていた時期がありました。

だから、心配せずに、また

食べてくれるものだとばかり

おもっていました。

 

チリさんの身体が

つめたくなくなってから

次の日。

 

わたしは、充分にねむれず

どうしようもなく、朝

目が覚めたときに

「もう、わたしじゃ、心のもちようも

わからない、たえられない」と

相談している方に、

連絡をしてみたら、

「チリさんは生きていますよ」と

お話してくれました。

 

それをみたら、別の感覚の涙が

でてきました。

 

自分を責める道具に

悲しみを使わなくてよいですよ、と。

理由もなく

悲しんでよいよ、と

言ってもらえたときに

ああ、とっても、悲しくて

飼い主でもないのに、申し訳なくて

病院もっと早くいけば、と

そればかりで

後悔ばかりで

こわくて

頭で納得させようとしていた部分が

ありました。

 

ほんとうに

「わたしたちは、死ねないから」という

ことばをかけてもらったように

チリさんが、いまもいてくれる。

カタチも姿も、声も、かえて。

(手に触れられない、猫パンチもない

一緒に身体がいない、

と嘆いてしまうことも、

そっとよりそって。)

 

 

いまは、ただ、ただ

悲しく感じたら

悲しいと

涙してみます。

 

そうしてゆくと

自然と、「チリさんは、生きている」という体験を

心からかんじれますよ、と

いってくださり、ほんとうに

感謝ばかりです。

 

悲しさと、感謝と、

入り交じりながら

きょうも、チリさんに、おはよう、と

いえた朝に、ありがとう。

 

チリさんのお腹が、

わたしにとって

湯たんぽでしたよ。 

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